5月26日。
待ちに待ったスプリット行きのバスに乗って、ぐーっすり眠る私たち。
その日のバスは空いている席も多く、途中から横になって眠れるほどでした。
そして、朝の4~5時ごろに目が覚める。
うっすら明るくなってきた窓の外には海が見える。
ゆうちこを起こし、「海・・・!もうすぐスプリットかなぁ」と盛り上がるも、バスはどんどん山奥へと入ってゆく。6時になってもバスは走り続ける。
↓車窓から見えたマンガっぽい顔のワンコ。カワイイ・・・。
やがてバスターミナルに到着。
みんな降りていったので、運転手さんに「スプリットですか?」と聞いてみると、
「スプリット?!ここは終点だよー。もうずっと前に通り過ぎたよー」風なことをクロアチア語で言われる。(この運転手さんは一切英語ではしゃべってくれなかったのであくまで推測)
オロオロしていると、「来たまえ」(たぶん)と言われ、ターミナルのオープンカフェのようなところに連れて行かれ、「座りたまえ、待っていたまえ」(たぶん)と言われ、待つ・・・。
「ドブロヴニクに行きたいんです・・・」と一応伝え、しばし待つ。
そしてどこか奥のほうへ行って戻ってきて紙に”6.30″と書く運転手さん。
ドブロヴニク行きのバスはどうやら6時半に出るようだ。
そして運転手さんは私たちのためにコーヒーを注文してくれる。
しばらくすると他の運転手さんたちもどんどん集まってきて、みんなでコーヒーを飲み、クロアチア語でワイワイ盛り上がる。
「スプリット」「ドブロヴニク」ぐらいしか聞き取れないけれど、何か盛り上がる。
↓眠るジェスチャーと「スプリット」という単語でなんとなく通じる会話。
そして、「地球の歩き方」を見て即席で覚えた(しかも棒読みの)クロアチア語で「ここはどこですか?」と聞いてみると、”Imotski”というスプリットとモスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)の中間ぐらいの街だということがわかりました。
そして、6時30分。
運転手さんが、「あのバスだ」というのであわてて行こうとしたら、一緒にコーヒーを飲んでいた別の運転手さんが「あのバスの運転手はボクだよー、ハハハ」と来たばっかりのコーヒーをのんびり飲み始める。クロアチアが妙に居心地いいのは、こういうほどよいゆるさのおかげかしら。
そして、覚えたてのクロアチア語でプリトヴィッツェ~イモツキの運転手さんにお礼を言い、ドブロヴニク行きのバスの運転手さんと一緒にバスへ。
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9時半ごろ、バスはスプリットに到着。
青い海、石造りの家、港のフェリーたちを窓越しに見てカンゲキしていると、
「バスは10時半に出るから、そのころ戻って来たまえ」と言われ、1時間ほどスプリットの街をぶらつけることに☆
こちらはすっかり真夏の日差し。まぶしい!
港で海を見てから、おみやげ屋さんのあたりをぷらぷら。
猫もいました。「ティーガ」と呼ばれていたけど・・・。トラの子どもだったのかなぁ。
そして10時半、バスに戻っていよいよあこがれのドブロヴニクへ出発!
— ドブロヴニク編に続く —
→ 「クロアチア・ベルギーの旅」をはじめから読む方はこちら。
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>さとこちゃん
きれいでしょー☆
バス、ほんとに来てよかったよー。
野宿の妄想を繰り広げていた私たち・・・。
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>pommier
素敵でしょう!
クロアチア語は、イタリア語のようなスペイン語のような、ラテン系の響きをもった言葉だったよ~。
全然わからなかったョ。勉強したいんだけど、いい本売ってないのよね~。