5月25日。
夢のように楽しかったプリトヴィッツェ湖群国立公園の続きです。
このあとスプリットを経由して、ドブロヴニクに行きたいのですが・・・。
前半の様子はこちら。
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その後・・・、公園を出て、荷物を受け取るついでにインフォメーションのオバチャンに、ドブロヴニク行きのバスについてきいてみる。
すると、「No~」という返事。
「スプリット行きはもう行ってしまって、次は22時ぐらいのがあるかもしれないけど・・・。22時のはシーズン中は来るんだけど、今の時期はわからんのよー。この近くに宿がいくつかあるから、ここで一泊して、明日の朝のバスで向かうことを勧めるわ~」とオバチャン。
事前にネットで23時台のバスがあることは確認していたけれど、予約はしていないので急に不安に。
ザグレブのバスターミナルでは予約できなかったし・・・。ほんとに来なかったらどうしよう。
とりあえず、スプリットのバスターミナルに電話してみる。
でも、受付時間外なのか、クロアチア語のさっぱりわからない自動音声が流れるだけ。
ネットを信じるべきか、この辺には詳しいであろうインフォメーションのオバチャンを信じるべきか・・・。
私たち姉妹は、道路の向こうで必死にヒッチハイクを試みる知らないオッチャンを、同志のような目で見守るのであった・・・。
↓道路の向こうから大きな声で私たちに話しかけるオッチャン。見つめているのがばれたようだ。オッチャンは一体、どこから来て、どこへ向かったのであろうか。
そうやってバス乗り場でしばらくオロオロしたのち、おなかがすいたので晩ごはんを食べることに。
公園前の売店は19時で閉まったので、奮発していくらぐらいするのかもわからない近くのレストラン「LICKA KUCA」に行ってみる。
メニューを見ると、びっくりするほど高くはなくてひと安心。
「HOME MADE SAUSAGE」を注文する。
すると、パンだけで満腹になるぐらいパンがいっぱい来た・・・。
ソーセージもパリッとジューシーでとてもおいしかった。
味が濃いのと量が多いので、日本人の舌とおなかを持つ私は完食できなかったけれど、たまにはこんなこってりしたものもいいな☆
ウェイターさんが、おちゃめでいい人でした。
そして満腹になった後は、ネットによると23時55分に来るというバスを、人っ子ひとりいないバス停でひたすら待つことに。ほかにバスを待つ人がいたら聞いてみようと思ったのに、本当に誰も来なかったのデス。
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その後、辛抱強く2人でバスを待つはずが、
「もう・・・眠くてたまらへん・・・グー・・・」とゆうちこが1秒で寝てしまう。
うそー。異国のバス停で、1秒で熟睡て・・・。
仕方がないので一人でバスが来るかを見張ること2時間。
23時台といえば、日本では人も街もまだまだ動いている時間だけれど、公園とレストランや売店しかないこのあたりの23時台はまさしく「深夜」。
ゆうちこはたまに起こしても「ムニャ・・・」とまた寝てしまうので、ひとりで星を見て過ごすことに。
街灯が明るくて少し見にくかったけれど、そこには満天の星空が広がっていた。
真上には、見慣れた北斗七星がくっきりと光っていた。
「きっと、ダイジョウブ。」そんな気がした・・・。
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そして、23時55分を少し過ぎたころ、
「あ、あれバスかな・・・!?」
近づいてくるバスっぽいあかりに必死で手を振る私たち。(ゆうちこ起きた)
手を振っても、関係のないバスは通り過ぎてしまうので、ちょっとドキドキ・・・。
ちょっと行き過ぎたところで、バスが無事とまってくれた。
私「スプリットへは行きますか?」
運転手サン「ヤー、スプリットー、ヤー」
どうやら行くようだ。
やったー、無事眠れるゾ!!
— 3日目(スプリットへ) に続く —
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