おばあちゃん(おとうさんのおかあさん)が亡くなりました。
先週、調子が良くないときいて、週末にお見舞いに行ったときは、
すやすやとぐっすり眠っているようでした。
頃合いをみて声をかけると、声は出せないけれど、口を開いて
返事をしようとしてくれているのがわかりました。
それが最後で、こっちに戻ってきた次の日に亡くなってしまいました。
最期に、会いに行けて、待っていてくれて本当に良かったなぁ。
90歳の大往生。
ここまで生きたことがもう素晴らしいことなので、しんみりせずに元気に見送ろう!と思ったのだけど、
お葬式でみんなが泣いているのを見たら、やっぱり悲しい気持ちになりました。
いつも親戚の集まりでみんなの真ん中にいたおばあちゃんは、お正月に帰ると涙を流して喜んでくれたおばあちゃんは、もういないのだなぁ。
「ありがたい、ありがたい」が口癖だったおばあちゃんは、みんなのありがとうの声に包まれて旅立って行きました。
おばあちゃん、ありがとう。
おばあちゃんのおかげで今のみんながいるよ。
かつて自分を世話してくれた人がだんだんいなくなって、
お母さんもおばあちゃんもおじいちゃんもみんながいたあの頃が
どんどん手の届かない昔になっていってしまうのがさびしくて仕方ないけど、
いとこの子どもが満面の笑みでしんみりした空気を吹き飛ばしてくれたり、
赤ちゃんだった子がお母さんのまねをして合掌できるぐらいに成長していたり、
同時に育って行くものもたくさんあるんだなぁ、って改めて感じました。
こうやってバトンを受け継いで行くのよね。
私がこれからの人生で何を残して行けるかはわからないけど、
知っている人でも通りすがりの人でも、誰かを少しでもハッピーにして
誰かの心に少しでも何かいいものを残して死んで行けたらいいなぁ。
(まだまだ生きるつもりだけども・・・!)