小さいとき、「まじめ」で「おとなしい」と言われるのがすごく嫌でした。
イコール、「つまらない人」と言われている気がして。
実際にはまじめでしかも面白い人だっていっぱいいるんだけど、子供の私にはそんなことわかりませんでした。(今はもう開き直って、「私っておとなしいから~」「まじめだけが取り柄だから~」と自ら言っているけど・・・)
まじめに思われないように、まじめっぽいこと、たとえば学校の宿題をきちんとやるとか・・・はしないようにしようと思って、宿題をせずに行って、でも授業で先生に当てられるとうっかりその場で問題を解いて答えてしまい、うっかりちゃんと宿題している人風になってしまう・・・そんな子供でした。
(まじめなので、おちゃらけて「やってませ~ん!!」とかって言えなかったの・・・とほほ。)
通信簿に「活発だが落ち着きがない」と書かれることに、どんなに憧れたことか!
実際にはこんなことを書かれていました。
「どの教科も理解力・技能ともにすぐれています。また、多くの本を読み、とても感性が豊かで、色々な考えを持っています。しかし、それを発表するとき恥ずかしいのか口ごもってしまいます。」
そう。本を読むのが大好きな子供でした。
家に帰ったら、カバンもおろさず本を読むぐらい。
読むペースが速かったので、図書館で家族の貸し出し券までつかって何十冊もの本を借りてきていました。
もちろん友達とも遊んだけれど、本当は「はやく帰って本読みたいなー」と思っていました。
ドッヂボールとか、鬼ごっことか、みんなでするような遊びではぜんぜん活躍できない子供だったし。
でも、なんか「おとなしい」感じのする趣味だと思って、読書が好きなことはあんまりみんなには言えなかったな・・・。今思えばおかしな話。自意識過剰な子供だったみたい。
このあいだまで、ギャラリーハウスマヤの「装画を描くコンペ」に応募する絵を描いていたので、課題作品を読みながら、ふとそんなことを思い出しました。
そして、思いました。「本を読むこと」も「絵を描くこと」も、ちゃんと今の自分につながっているなぁと。
逆上がりができなくたって、運動会で活躍できなくたって、おもしろいこと言ってクラスを盛り上げることができなくたって、給食を食べるのがクラス一遅くたって、声が小さくたって、人見知りが激しくたって、なーんにも、気にすることなかったんだぁ。
もし、あのころの私に会えたなら、「そのままでいいよ」と言って抱きしめてあげたいです。
私はずーっと自分の過去のことを話すのが苦手で、あまり話さないようにしてきたけれど、たまには書いてみよー、と思い、書いてみました。
私の子供時代、「意外」と思われたかなぁ、「あー、そんな感じ」と思われたかなぁ。
そんなことを気にする私はやっぱりまだ自意識過剰なのかも?!
**************
小3のときの「おはなしを絵にするコンクール」で描いた絵。
「ガウディの夢―愛と幻想の建築家のものがたり」という本を読んで描きました。
あー、スペインに行きたいです。
昔描いた絵をたくさん見つけました。
これは4歳のときに描いた絵たちです。
↓地球温暖化前のうちの庭。こんなに雪が降ることはもうないです・・・。
「観察画 かえる」
よくわからないけどこの絵は好き。
苔や藻のにおいまでしてくる感じがよい。
*
「大きな木がほしい」
大きな木は今でもほしい。
*
「お友達の顔」
こんなお友達、いたかなぁ・・・。
歯を描くのがむずかしかったらしい。
*
「宇宙ってどんなとこ?どうぶつの国があるんだよ」
宇宙にどうぶつの国があるの?行きたい・・・!!