映画「FLOWERS」みてきました。
どんなストーリーかも知らず、蒼井優が出ているということだけでウキウキ見に行ったら、
意外にも(?)涙あり笑いありのとてもいい映画でした。
(感動で涙が止まらなくなっているところに、笑いのツボにハマるシーンがかぶさってきたので、泣き笑いで大変なことになりました・・・)
強く、美しく、懸命に生きる女性の姿を3世代に渡り描いたこの映画。
1936年から2009年までの日本が舞台になっています。
映像がとっても美しくて、昭和の街並み・ファッション・インテリアを見るのが大好きな私はそれだけでもワクワクできました。
ネタバレになってもアレなので、あんまりストーリーには触れないでおこうと思いますが、
生きる、愛する、繋ぐことの尊さ、美しさにジンとします。
女性が主役の映画ですが、ぜひ男性にもみてほしい!
母のことが大好きで、私たち娘にも惜しみない愛情を注いでくれるうちの父なんかがみたら、意外とこっそり涙するかもしれません。
子供の頃はよく父に、「人は何のために生きているのか」という質問を投げかけていたのですが、
「なんのために、というのに一言で答えるのは難しいけれど、ひとつは、命をつないでいくということだろうなぁ」と言っていましたから。まさにこの映画のテーマ。
つなぐって、何も、自分自身が子供を産むということだけではなくて、誰かが誰かを愛して、笑わせて、励まして、たまに悩ませたりして、ちょっとずつお互いに影響を与えていくということだと思うんです。
そうやって積み重なった小さな小さなことたちが今をつくっているように、そうやって未来もつくられていくのだろうから。
生きること、それ自体がつないでいくことだと、私、思います。
今ここにある、人から見たらささやかすぎるかもしれない幸せを精一杯大切にして、
今目の前にある、色とりどりの景色を心からたのしんで生きていきたいな、と思わせてくれる映画でした。
ジャズ界の巨匠、ピアニストのハンク・ジョーンズ氏が亡くなったそうです。
↓ここで過去の演奏やインタビューが聴けます。
Legendary Jazz Pianist Hank Jones Dies At 91
Remembering Hank Jones, ‘The Dean Of Jazz Pianists’
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過去に2回、2006年のTOKYO JAZZと、ハンク氏88歳のときの「渡辺貞夫とTHE GREAT JAZZ TRIOのクリスマスコンサート」で素敵な演奏を聴かせてもらいました。
TOKYO JAZZで、それまで全然好きじゃなかったJAZZスタンダードナンバーの”AUTUMN LEAVES”を、うれしくなるくらい軽やかに聴かせてくれて、この曲がすっかり好きになったのがきっかけで、色々CDも聴くようになりました。
クリスマスコンサートのときは、体調不良で代理のピアニストをたてていたのに、どうしてもと途中で楽屋から出てきて4曲プラスアンコールまで聴かせてくれました。
体調が悪いのに無理して日本まで来て、お茶目におどけてみせてくれる場面まであって、本当に素敵でした。
今いちばん好きなのは、渡辺貞夫さんと演奏している”I’m concentrate on you”かなー。
この曲もとても軽やかでリズミカルで、恋する喜びにあふれている感じですごくいいです(シブいオジサマたちが演奏しているっていうのがまた素敵!)。
一昨日、91歳で亡くなったようですが、悲しいというよりは、生涯(しかも90代まで!)現役のJAZZマンで居続けた彼に、心から拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
彼の演奏や、晩年のインタビューを聴いていると、「死んだ」というよりは「91年生きた」という表現がしっくりくる感じがします。
ハンク氏に、心より尊敬の意を表します。
同じ時代に生きることができて、よかったです。
私も、生涯現役のお茶目さん目指してがんばりまっす!
Thank you!!!
↓このアルバム、超名曲ぞろいでおすすめです☆
忌野清志郎の、「世界中の人に自慢したいよ」。
この曲が、昨日から何十回聞いたかわからないぐらいお気に入り。
最初妹が聴いてて、それをたまたま聴いたのがきっかけで、こんなにハマるとは・・・!
たぶん前にも聴いたことのある曲なのに、そのときはそんなに響かなくって、今はめちゃくちゃ感動できる。
大人になったってことかなぁ・・・。
歌の世界にどっぷり入り込めるのって、いろんな感情を覚えた大人ならではの特権だと思う!
小学生のとき大黒摩季とか聴いてたけど、明らかに何もわかってなかったし・・・。笑
中学生ぐらいのときは、こういうストレートで誰が聴いてもすっごくわかりやすい感じの曲はかっこわるいと思ってあまり聴いていませんでした。
ちょっとひねった歌詞だったり、響きや雰囲気がおしゃれだったりかわいかったり、ぱっと聴いただけでは意味が分からなくて、でもよく聴くとメッセージが隠れているような・・・そんな曲が好きでした。
でも最近好きになるのは断然こういうストレートな曲!
年を取るにつれて、雰囲気がおしゃれかどうかとか、売れすぎてるから嫌だとか、誰にでもわかるかマニアックかとか、そんなことはあまり気にしなくなり、こういうまっすぐなメッセージに素直に感動できるようになってきました。
昔はポップでわかりやすすぎて気恥ずかしかった、ドリカムとか槇原敬之なんかも今はバリバリ聴いています。
年を取るってすばらしい。変な自意識がなくなって、思いのままに感動できるって、なんて自由でいいんだろう。
これが世に言うオバチャン化現象なのかもしれませんが、こんな素敵なオバチャン化なら大歓迎。
この歌、すごくシンプルなんだけど、よぶんな飾りがない分胸にグイーてきます。
人間にとっての究極の幸せって、この歌に歌われているようなすごくシンプルなことなんだろうなーって思います。
好きな人が、こんなふうに思ってくれてたら・・・って想像するだけでキュンってなる(ハッ、得意の妄想なので気にしないでください)。
歌ってすばらしい!
よく、「どんなジャンル聴くの?どんなジャンルが好き?」って聴かれて答えに困るけれど、ジャンルは関係なくグッとくる曲が好き、です。
以前のブログで書いていた、伊藤君子さんのボーカルレッスン、1回目に行ってきました。
誘ってもらって初めて行った伊藤君子さんのライブに感動してからちょうど1ヶ月。
我ながら自分の行動力と行動の速さには驚かされます・・・っていうかそれぐらいしか取り柄ないし・・・。汗
我が家から電車で1時間半かけて神戸へ。
とは言っても電車で1本なので座ってゆっくり本でも読んでれば着くのでめちゃくちゃ楽です☆
私はいつもこの看板を小曽根さんの音楽教室の看板と間違えますが違います!
これは、P.ZONEというただのコインパーキングの看板。
でも、気持ちが高ぶっているとOZONEに見えてしまいます・・・。
PはpianoのPではなく、parkingのPだと思われます。
教室はとっても楽しくて、今日は主に発声でしたが、1曲好きな曲もやることに。
最近大好きな”sometimes I’m happy”を歌うことにしました。
私は高音域がすごくよく出るらしくて、「ミニー・リパートンみたいね」と言っていただきました。
よくカラオケでも広瀬香美のハイトーンな曲が楽々歌えるので驚かれます(選曲が90年代な私)。地声が低いから。
うれしいけど・・・、私、高音はめちゃくちゃ楽に出るけど、音痴なんです。そしてリズム感がなく滑舌悪いんです。笑
なんかいろいろ致命的だけど、今日楽しかったのを励みに、がんばってみようと思
います。
七夕のお願いごとに「音痴が治りますように」って書かなきゃ。笑
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最近お気に入りのiphoneアプリ、Hipstamaticで撮った写真たち。
フィルムやフラッシュ、レンズの組み合わせを自由に選んでいろんなテイストのトイカメラ風写真が撮れます。
インターフェイスもアナログ感満載ですっごく楽しいです。
フラッシュをオンするときの音なんて、写ルンですを思い出してキュンてなってしまいます。
iphoneのカメラ機能にはまったく期待していなかったけど、こうやってトイカメラと割り切って遊ぶのはとってもたのしいなー。
取りあえず家の中にあった適当なものたちを撮ってみたけれど、なかなか面白く撮れました。
また外とかでいろいろ撮ってみようと思います。
映画、「アリス・イン・ワンダーランド」を見に行ってきました。
きっかけは3D映画見たさにだったけど・・・、私、昔からアリス好きだったのを思い出しました。
(アリス好き、って入力しようとしたら、アリ鈴木って出てきました・・・、誰・・・。笑)
好きだったのは、ディズニーアニメのほうではなく、原書の渋いイラストのアリスです。
ジョン・テニエルさんが描いてるほうのちょっとホラーなタッチのアリス。
(テニエルさんは作者ルイスキャロルの注文が細かすぎて、いやいや描いていたらしいけど。笑)
そういえば、高校のとき英語の教科書に載っていたので、授業はそっちのけでアリスばっかり読んでいました。
この映画のアリスも、テニエルさんの絵の世界観に近いリアル過ぎる空想画のような美しい映像で、とっても素敵でした。
3D映像もとってもきれいで、映像の世界に引き込まれました。絶対3Dで見るべきです☆
アリス役のミア・ワシコウスカが、透明感と芯の強さを持ち合わせた抜群の美しさでずっと釘付けでした。
アリスのドレスのデザインや、森のカラフルなきのこ、虫のような羽音を立てて飛ぶ小さなユニコーン、チェシャ猫の毛並みや色・・・、どれをとってもセンス抜群で魅力的です。
タイトルの”All the best people are mad!”は、アリスがお父さんにいつも言われていた言葉。
想像力があふれすぎていて周りに頭がおかしいと思われがちなアリスを、お父さんは
“それでいいんだよ。凄い人って、みんな頭がおかしいんだよ。”って言って励まします。
この映画に5歳ぐらいのときに出会えていたらなーって、心底思いました。
小さいとき妄想が激しすぎた私は、成長するにつれ、妄想の話をすると人からおかしく思われてしまうことに気づき、
家以外では妄想の話をしない子供へと変わっていきました。
でも、頭の中ではほんとうに妄想以外のことを考えていなかったので、妄想話をやめると何も話のネタがなく、すごく、無口でおとなしい子供になってしまいました。
さびしかったので、妄想癖のある大人の作家が書いた本ばかりを読んで暮らしていました。
友達は、口数の少ない普通の子として接してくれたけど、私はホントは心の中にある空想の話をしたかったし、けっこうつらい気持ちで幼少期を過ごした気がします。
あのころ、だれかがアリスのお父さんのように、”それでいいんだよ!”って言ってくれていたら・・・。
でも、幸い家では妄想話を禁止されなかったのがせめてもの救いでした。
20歳になっても妄想が治らなかったので、母に、”はずかしいから、いちおう外ではやめてな!”って言われましたが・・・。笑
寛大な両親を持ったこと、心から感謝しています。
父は、”その力を生かして、作家や脚本家になるっていう生き方もあるよ”と言ってくれましたし・・・。
(でも妄想が支離滅裂すぎて脚本は書けない・・・)
両親に妄想癖を矯正されでもしていたら、確実に今の私は世の中に心を閉ざした存在になっていただろうなぁ。
ほんとうにありがとう。
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ちなみに、私の妄想の国では、私の親友が”おーちゃん”、妹の親友が”ぶんぴ”でした。
小学生のとき飼っていた文鳥のラッキーは、人間になるとイケメンでモテモテ、「ラー様」と呼ばれみんなのアイドル的存在という設定でした。
中学生のとき飼っていた文鳥のココは、人間の世界では中3で、習字の先生をやっていました(ココ習字教室)。
私は中3にもなって、架空のココ習字教室の生徒募集のチラシをつくって遊んでいました。
イタイ子供です・・・。
そんな私なので、数は少ないですが仲良くしてくれる友達にも恵まれ、家族は相変わらず妄想に付き合ってくれ、仕事の人間関係も良好で(いつもバカにされてはいるが)、予想していた以上に無事に大人ライフを送っています。
妄想癖のお子さんを持つ親御さん、どうかそのまま、のびのび育ててあげてくださいね。