映画、「アリス・イン・ワンダーランド」を見に行ってきました。
きっかけは3D映画見たさにだったけど・・・、私、昔からアリス好きだったのを思い出しました。
(アリス好き、って入力しようとしたら、アリ鈴木って出てきました・・・、誰・・・。笑)
好きだったのは、ディズニーアニメのほうではなく、原書の渋いイラストのアリスです。
ジョン・テニエルさんが描いてるほうのちょっとホラーなタッチのアリス。
(テニエルさんは作者ルイスキャロルの注文が細かすぎて、いやいや描いていたらしいけど。笑)
そういえば、高校のとき英語の教科書に載っていたので、授業はそっちのけでアリスばっかり読んでいました。
この映画のアリスも、テニエルさんの絵の世界観に近いリアル過ぎる空想画のような美しい映像で、とっても素敵でした。
3D映像もとってもきれいで、映像の世界に引き込まれました。絶対3Dで見るべきです☆
アリス役のミア・ワシコウスカが、透明感と芯の強さを持ち合わせた抜群の美しさでずっと釘付けでした。
アリスのドレスのデザインや、森のカラフルなきのこ、虫のような羽音を立てて飛ぶ小さなユニコーン、チェシャ猫の毛並みや色・・・、どれをとってもセンス抜群で魅力的です。
タイトルの”All the best people are mad!”は、アリスがお父さんにいつも言われていた言葉。
想像力があふれすぎていて周りに頭がおかしいと思われがちなアリスを、お父さんは
“それでいいんだよ。凄い人って、みんな頭がおかしいんだよ。”って言って励まします。
この映画に5歳ぐらいのときに出会えていたらなーって、心底思いました。
小さいとき妄想が激しすぎた私は、成長するにつれ、妄想の話をすると人からおかしく思われてしまうことに気づき、
家以外では妄想の話をしない子供へと変わっていきました。
でも、頭の中ではほんとうに妄想以外のことを考えていなかったので、妄想話をやめると何も話のネタがなく、すごく、無口でおとなしい子供になってしまいました。
さびしかったので、妄想癖のある大人の作家が書いた本ばかりを読んで暮らしていました。
友達は、口数の少ない普通の子として接してくれたけど、私はホントは心の中にある空想の話をしたかったし、けっこうつらい気持ちで幼少期を過ごした気がします。
あのころ、だれかがアリスのお父さんのように、”それでいいんだよ!”って言ってくれていたら・・・。
でも、幸い家では妄想話を禁止されなかったのがせめてもの救いでした。
20歳になっても妄想が治らなかったので、母に、”はずかしいから、いちおう外ではやめてな!”って言われましたが・・・。笑
寛大な両親を持ったこと、心から感謝しています。
父は、”その力を生かして、作家や脚本家になるっていう生き方もあるよ”と言ってくれましたし・・・。
(でも妄想が支離滅裂すぎて脚本は書けない・・・)
両親に妄想癖を矯正されでもしていたら、確実に今の私は世の中に心を閉ざした存在になっていただろうなぁ。
ほんとうにありがとう。
***
ちなみに、私の妄想の国では、私の親友が”おーちゃん”、妹の親友が”ぶんぴ”でした。
小学生のとき飼っていた文鳥のラッキーは、人間になるとイケメンでモテモテ、「ラー様」と呼ばれみんなのアイドル的存在という設定でした。
中学生のとき飼っていた文鳥のココは、人間の世界では中3で、習字の先生をやっていました(ココ習字教室)。
私は中3にもなって、架空のココ習字教室の生徒募集のチラシをつくって遊んでいました。
イタイ子供です・・・。
そんな私なので、数は少ないですが仲良くしてくれる友達にも恵まれ、家族は相変わらず妄想に付き合ってくれ、仕事の人間関係も良好で(いつもバカにされてはいるが)、予想していた以上に無事に大人ライフを送っています。
妄想癖のお子さんを持つ親御さん、どうかそのまま、のびのび育ててあげてくださいね。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>umi
そうなん…!
じゃあバンド組もうぜ!
今度架空の楽譜渡すから、妄想上で練習しておいてね!
エイスクエアのスタバ前広場で架空ライブやりましょ☆
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
小学校時代、
妄想の世界の私は少し病弱で、家庭環境がちょっと複雑。
将来は漫画家になりたいと思っていました。
ちなみに高校時代、
妄想の世界の私は、バンドを組んでいてドラマーでした。
将来は外国人になりたいと思っていました。